あさがお葬儀社紹介センターの相談員日記 - 2008/02

葬儀の相談はあさがお葬儀社紹介センター

2008年02月27日(Wed)▲ページの先頭へ
密葬という言葉が意味する内容にも変化が?
 このブログでも「あさがお葬儀社紹介センター」のホームページでも、密葬を「身内を中心にした葬儀」という意味合いで使用しています。この理由は、一般の人(ご依頼者)の多くがこのような意味合いで理解していると思っているからでした。

 ところが、電話相談を受ける中で、最近、葬儀を行わず火葬のみにするのを密葬という言葉で表現している人が少数ではありますがあらわれてきているように感じています。

 われわれとすれば、どういう言葉が使われているのかを注意深く聞くと同時に、その言葉がその人にとって何を表しているのか理解しようと努めています。

 依頼者が本当は何を考えているのか、望んでいるのか、これを理解できるようになるのは口で言うほど簡単ではないのですが、これができるところは葬儀業界に限らず、どの業界でもお客様(ご依頼者、消費者)に喜ばれるもの・サービスを提供できるところだと思っています。



2008年02月24日(Sun)▲ページの先頭へ
家族葬こそ気配りが必要です
 都会を中心に家族だけ又は家族と親しい親族・友人のみでお見送りするケースが増えてきました。とはいってもご喪家の趣旨がなかなか素直に伝わらず、当日になって予定の何倍もの会葬者で式場がごった返す場面にたびたび出くわすことがありました。
 そんな中で最近出会った印象的な二組の家族葬をご紹介します。
 特別なことをするわけではありませんが、心に残る気配りの行き届いた采配ぶりからベテランの担当者の心意気が伝わってくるようでした。
 二組とも祭壇前での記念撮影から始まりました。開式前の緊張がほぐれ、気持ちが素直に故人と向かいあえる雰囲気が出来るようです。
 1組目の家族葬に伺った時、担当者からご家族と親しいご親戚だけなのでゆっくりやりますと言われました。永年連れ添ったお母様の悲しみが強く、かなりお疲れの様子なので、葬儀・告別式共お母様のペースに合わせて進行しますとのこと。
 式よりも最後のお別れの方に重点が置かれ、お花入れの後しばらくお父様との無言の対話の時間があってから、お母様は担当者が用意した車椅子に乗って火葬場に向かわれました。
 炉前の告別ホールではお1人ずつご焼香されましたがお母様はなかなかその場を離れることが出来ませんでした。周りの若い方々もゆっくり見守り、全てお母様中心にことを運びました。
 2組目の家族葬は故人の希望でした。
 故人は女性で会社を経営されていらっしゃったので普通にご葬儀をやるとかなりの会葬者数になってしまいます。ご遺族もお母様の意思を尊重しあえてご家族ご親族のみとなりました。通夜に会社関係の方が3名ほど「集まった香典」を持っていらっしゃいましたが、通夜の開式前にお帰りになられたとのこと。
 担当者は開式前にこれから始まる葬儀告別式を分かりやすく説明します。
 「火葬場から混んでいる旨無線で連絡が入るので時間のずれがありますが、逆にお別れがゆっくりできるとお考えいただければ」と具体的に示しながら、読経の順序も手短に分かりやすく説明され、出席者一同大いに納得された様子でした。
 最後のお別れの儀では「お別れは何度でもしてください。言葉をかけてあげてください」の声に励まされたように皆さん思い思いに声を掛け合っていました。大好きだったかすみそうの花束で埋まった上から趣味のお稽古でお召しになったお着物がそっとかけられました。





 
 


2008年02月21日(Thu)▲ページの先頭へ
大好きなお酒が飲めなかったお父さんへ末期のお酒をどうぞ・・・
 病院で厳禁される代表格である酒は長患いの方にとっての希望の星でもあります。皆さん、再び飲める日を夢見ながら病魔と闘い続けていらっしゃいます。
 
 先日、立会いでお伺いした方もお酒が何よりお好きな方でした。
 不幸にして闘い敗れたお父さんに最後のお酒を心ゆくまで飲ませてあげたいとご家族ご親族の手で、末期のお水の代わりにお酒を口に含ませてあげました。
 下町の職人さんのご一家は絆が固く、特に故人に対して尊敬の念が強い昔ながらのご家庭でした。
 「ご家族ご親族のみの葬儀を希望されていましたので出来るだけお別れの時間をゆっくりしてさしあげることを念頭に置きました」と葬儀社の担当者は語っていました。
 病院からご自宅に戻られたご遺体は安置された後、納棺での旅支度を1時間半くらい掛けてゆっくりと行いました。
 旅支度に先駆けてまずはお孫さんを中心に20数名の出席者がめいめい故人に話しかけながら大好きだったお酒を口元に含ませました。
 亡くなられてご葬儀までの3日間はご親戚の方も次々にいらっしゃってゆっくりお別れする大切な時間だったようです。
 
 同じ頃、40代という若さでお亡くなりになった方は突然倒れられてから、ずっと飲まず食わずの状態のままでした。
 最後のお別れの儀ではお花を棺に入れる前にグラスに注いだお酒を家族ご親族50名ほどの皆様めいめいにより、お顔の周りや胸元に盛大に注ぎ、ご冥福をお祈りしました。

 
 天国の皆さん、最後のお酒はどんなお味でしたか?・・・

 
 


2008年02月18日(Mon)▲ページの先頭へ
ホネになったらどこへ行こうか
「ホネになったらどこへ行こうか」(内藤理恵子著、ゆいぽおと、1200円+税)という本を読みました。

 著者は、1979年生まれで現在、宗教学を研究している人です。本書執筆の一つ目の理由が「少子化、都市化によって、葬儀、お墓の形態が大きく変わりつつある」で誰しもがわかりやすい理由ですが、興味深いのは2番目の理由で「現代日本には「なんとなく死にたい病」が蔓延しているから」だそうです。それを打破するために、「自分がホネになったときのことを考えてほしい」と。

 何はともあれ、ホネと納骨方法という話にとどまらず、ホネと宗教、ホネとスピリチュアル、ホネと魂など、ホネにまつわる様々な話題が取り上げられていて、読み物として面白いエッセーです。


2008年02月16日(Sat)▲ページの先頭へ
ベテラン担当者はどんな場合でも任せて大丈夫という安心感を与えます。
 ご葬儀はやり直しがきかないものです。その分、色々と予想外のことも起きます。
 出来事には一つ一つ乗り越えていくしかありませんが、ベテランの担当者ともなるとただがむしゃらにぶつかって行くのではなく、、豊富な経験を踏まえて、俯瞰で物事を見ながら、どんな時にどう対処するのがベストなのか判断し、常に自分の中で流れを創っていっているように見受けられます。
 またそれが見る人にとって安心感と写るようです。
 その安心感こそがご喪家にとっては不可欠なものと思われます。
 
 ご親族以外の会葬者数が読み辛く当日まで分からない場合があります。 
 問い合わせやら供花の数やら、もろもろの現象から判断し、様々なシュミレーションを描きながらあたっても予想外のことは起こります。
 予想会葬者150名ほどのご葬儀に通夜客が500名近くいらっしゃったことがありました。
 内200名近くは中高生とそのご父兄の方々で故人のお子さん達の同級生。また親族を除く250名近くが故人の会社関係者とのこと。
 斎場は最大300名ほど収容の会場なので、半数近くの方には寒い戸外でお待ち願い、特に中高生は多少の暖房では効かない寒さに耐えて頂く羽目になってしまいました。引率の先生は生徒達のお食事は結構ですとおっしゃていたのですが、親族側から他のご葬儀の時も頂いたから今日は是非との急な提案をされ担当者は困惑。結果としては、会社関係のかたが殆どお食事をされなかったのでなんとか事なきを得たようです。
 また式場のイスの関係もあり、一般ご焼香も3列しか出来ず、かなりの長時間になってしまったようです。担当者は度重なる難題に少々ばたばたしながらも一生懸命取り組んでいました。このような時ベテランの担当者だったらどう取り組むか色々考えさせられました。
 
 以前、親族10名ほどの無宗教葬をご希望でしたが蓋を開けたら100名近くの会葬者がいらっしゃった時の担当者のことを思い出しました。
 矢張り、通夜前日問い合わせが葬儀社に殺到したので、急遽お食事を30人分に変更。故人はインターネット関係の現役の方でした。あっという間に知れ渡り、通夜客は増えるばかり。さらに都合が悪いことに、式場はお清め所が見渡せるオープンな空間にありました。担当者は会葬者を出来るだけお清め所に行かせない策を練りました。
 幸い無宗教葬なので一般会葬者のご焼香の後も皆さん閉式まで式場にいらっしゃいます。閉式後そのまま棺の蓋を開け、続けて通夜客のためのお別れ会となり、献花をしていただきました。献花のお花も生花の中から切花にして、お一人ずつに手渡され最後のお別れになりました。献花が終ったのはお清めの時間も大分経ってからでした。
 翌日のご葬儀も通夜と同じくらいの会葬者が集まりました。時間の配分を考慮し、ご焼香から最後のお別れ花まで会葬者全員でお一人ずつ手向け、無事定刻5分前には出棺となりました。途中かなり時間が押しても皆さんじっくりとお別れすることが出来ました。気が付くと担当者のペースにはまっていたようです。
 
  
 
 
 
 


2008年02月12日(Tue)▲ページの先頭へ
臨機応変に対応できる葬儀担当者とは・・・・。
 葬儀担当者にお会いすると皆さん異口同音に「臨機応変に対応致します」とおっしゃいます。
 待ったなしの現場では経験、知識、気配りあらゆることを総動員してことにあたっても、それでも関係者に満足していただけるか分かりづらいものがあります。
 「臨機応変」も担当者1人の力では処理できないことも発生します。その時の強い味方は周りの関係スタッフです。
 先日ご家族ご親族のみで故人をお見送りした葬儀でも、ちょっとしたハプニングがありました。
 穏やかに和やかに親しい方々だけでお送りする直前、これから出棺という時に喪主の方から一言よろしいでしょうかという申し出がありました。
 「実は母は生前薬の副作用で骨が弱っているのを大変気にしていまして、骨揚げは子供達だけでやってほしいと申しておりました。母のたっての希望どうり我々兄弟だけでやりたいと思いますのでご了解のほどお願いします」
 いきなり話を切り出され、そのまま車中の人となった担当者はどうされたのか後日伺うと、骨揚げはご兄弟以外全部シャットアウトして執り行われたとのこと。
 火葬場の控室で火葬の間まではご一緒され、骨揚げにご兄弟だけ向かわれ残りのご家族ご親族はその間1階のロビーでお待ちいただき、地下駐車場で待機していたマイクロバスの運転手も早めに1階駐車場に入って受け入れ態勢をしてくれたとのことです。
 火葬場は沢山のご喪家が集まりますので、係員や担当者の指示に従って行動をとり、、火葬場にいらっしゃった方には骨を拾って頂くように一連の流れがあります。
 火葬場の係りも葬儀社の担当者も今回のようなケースは始めてだったようです。ご喪家がそれぞれ勝手に行動されては火葬場も大変ですが、これからこういうケースが増えてくるのではと担当者は話していました。
 火葬場の係りの協力ぶり、運転手さんの気遣いなどで突然のご喪家からのご要望を受け入れることができました。担当者の日頃の気配りが功を奏しているようです。
 
 当センターへご喪家から丁寧なお礼の電話があったのは言うまでもありません。

 
 


2008年02月09日(Sat)▲ページの先頭へ
病院と指定葬儀社は密接な関係?
 東京都が平成13年に調べたアンケート調査によれば、お亡くなりになる人の場所は82%が病院です。また、家族の葬儀のための事前準備をしていない人が64%に達しています。最近の統計はありませんので、具体的数字はありませんが、事前準備をする人が増えてきている傾向にはあると思います。ただ、それでも、事前に準備をしていない場合、現実的に病院指定の葬儀社を利用するかどうかが葬儀社の選択を考える大きなウエイトを占めるということになります。そのときになって、あわただしく自らが探すか、親戚や知人などから葬儀社を紹介されないと、病院の葬儀社に依頼せざるを得ないようになることも多いようです。

 実は、病院指定の葬儀社というのは、搬送契約を結んでいる葬儀社のことです。搬送というのは病院から自宅などへ遺体を運ぶことです。遺体を長く病院におくわけにはいかない(おきたくない)病院と、仕事を取りたい葬儀社の利害が一致して、病院から自宅などへの搬送契約を結んでいます。

 ところが、病院指定の葬儀社はどこでもなれるわけではないのです。いろいろ条件があるわけです。例えば、早く病院から連れ出して欲しいわけですので、病院近くに営業所があり、○○分以内に二人で迎えにこられることなど、いろいろな条件があるわけです。

 葬儀社側にすれば、営業所が近くになければ場所を確保しなければなりませんし、人も待機させておかないといけないわけですから当然コストもかかることになります。
 
 公立の病院などは、条件を満たした業者の中から抽選をしたりしていますが、私立の病院は、諸条件に加え何らかの理由でもって葬儀社が決まります。「指定業者の中には、病院に対し年間1000万円超、かつ、1遺体あたり数万円の金銭を提供しているものがあった」と公正取引委員会が「葬儀サービスの取引実態に関する調査報告書」(2005年7月)の中で指摘していますが、そうしたことがあることは否定できません。

 いずれにしろ、病院指定の葬儀社になるためにはコストがかかる場合があるわけです。こうしたコスト構造が背景にあるため、搬送契約でありながら、強引に葬儀まで結び付けようとする営業になっているのです。
 
 これに対し、公正取引委員会の前掲の報告書の中で、「遺体搬送サービスと併せて、その後の葬儀サービスについても、当該遺体を霊安室に引き留め、説得するなどして、自己との取引を強制的に促すといった事例がみられた。こうした行為は消費者の自主的なサービス選択の自由を侵害し、不公正な取引方法(抱き合わせ販売等)として独占禁止法上問題となる恐れもあることから、事業者はこうした行為を行わないようにすべきである」と注意しています。要するに、搬送する立場を利用して強引に葬儀の営業をするな、ということです。

 もちろん、病院指定の葬儀社が悪い業者と言ってるのではありません。葬儀に関する情報がオープンになってきて、事前準備する人も徐々に多くなってきておりますので、病院指定の葬儀社に依頼する傾向は減少してきているようです。葬儀社もかつてのように何が何でも病院の指定になる、ということではなくて、直接、消費者に支持されるような活動や情報公開をしている葬儀社も増えてきております。消費者からすると非常にいい傾向です。



2008年02月06日(Wed)▲ページの先頭へ
公営斎場を建てる時には現場の声にも耳を傾けて欲しかった。
 先日千葉県の印西斎場で行われた葬儀に立会いました。
 昨年6月に落成されたばかりの木の柔らかな温もりが感じられる斎場は火葬場併設でこの地区の方々の悲願だったと伺いました。新しい建物はなによりも気持ちのよいものです。
 山の斜面を利用して造られ、1階式場でのご葬儀の後、火葬場の告別ホールでの別れを済ませて、左脇の廊下に出ると外光がまぶしいくらいに感じられ、その明るさは気持ちの切り替えに一役買っているのではと思わせるほどでした。建物を1周して式場手前の階段を降りるとそこは地下であるはずなのに太陽がサンサンとふりそそぐサンルームのような待合ホールで、しばし不思議な錯覚を覚えました。
 さすが新しい斎場だと感心しておりましたが、傍でじっくり観察していると見た目と使い勝手は少々異なるようです。
 出来上がった箱物に対して使用する側の違和感は劇場を始め、よく言われていますが
矢張り現場の声も入れて欲しいものです。
 一見ささいなことでも時として進行に支障をきたすことになりかねません。
 たとえばイスを片付ける時、イスとイスを重ねられません。
 素敵なイスですが、イスをデザインされた方はそのような使われ方まで把握されなかったように思われます。
 告別式が済んで最後のお花入れの儀では棺を真ん中に出して会葬者が周りを取り囲む形になりますので、出来るだけ両サイドのイスを片付けなければなりません。イスを式場外に出せませんので出来るだけ積み重ねて両脇に置き、空間を創ります。ところがそれができないので、あまり空間を期待できません。ご家族だけで花を入れた後、一般会葬者にお花を入れていただく間、ご家族は後ろに待機するはめになったり、会葬者が多い場合は時間が掛かります。喪主のご挨拶の時も、会葬者はロビーにはみ出る形になってしまうようです。
 また、第2、第3式場の業者用駐車場が1つのため、色々な業者がひしめくはめになるようです。通夜の準備時間が短いため尚の事大変そうです。
 ご葬儀から火葬まで建物を1周する形になりますが、足の不自由な方には少々きついように思われます。スマートさを選ぶか難しいところですが・・・。
 
 


2008年02月03日(Sun)▲ページの先頭へ
社葬は最も個性がきわだつ葬儀です。
 皆さんは社葬のお手伝いをしたことがありますか。
 開式1時間以上前斎場に集合し、社員としてこれから始まる社運を賭けた儀式に緊張の面持ちで臨んだことと思います。
 不慣れな上に会社主体の組織的な儀式となれば表面的で無個性さが目立つように思われがちですが、傍から見ていると意外に個性的な面が浮き彫りになり故人の人となりがでるように思われます。
 というのも永年経営にタッチされたり、ご自身で創業されたりとその社を牽引されてきた方々ですので、会社の空気が故人とイコールになっている場合が多く、強い個性は組織をも包み込んでしまわれているようです。

 先日立会いましたお別れ会は豪放磊落でならした弁護士さんでした。
 ご葬儀は思い出コーナーやお食事、返礼品の類は一切ありませんでしたが、多くの先輩後輩に慕われた故人の想いが集まった参列者に十分伝わった式になったように思われました。
 シンプルであるゆえに最後のお別れに集まった方々と故人との繋がりがすっきりと浮き出たご葬儀になったようです。

 護国寺で行われましたお別れ会の場合は故人の墨絵、油絵、写真等の作品がロビーいっぱいに飾られている中、社員一同一丸となってきびきびと動いている様は傍から見ていてもよく分かりました。
 創業者が亡くなられ、長男への引継ぎ最中で当日は大切なお披露目の日でもあるわけです。関連会社にあいさつ回りの間をぬって行われた葬儀社との打ち合わせの中にもこれからの新体制の会社をいかにアピールすることができるか気にかかっていらっしゃるご様子。先代社長に成り代わって100名の社員が総出で新社長をバックアップしながら、団結力の強さを見せた葬儀になりました。

 社葬とは威厳をもって静々と進行するものだと言われるが、故人の個性が際立つ葬儀
でもある。

 


   




カレンダ
2008年2月
         
 

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